医療法人 蒼龍会

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腎臓病一貫治療
 

腎臓病一貫治療

当院は昭和50年の開設当時から腎臓病一貫治療の提供に努めてきました。開設当時から当院の診療の中心は透析部門であり、現在では井上病院の入院透析室に15床、隣接する透析棟に200床、茨木市の万博公園前に30床の透析ベッド(井上診療所)を有しています。
また、「高度な医療技術・最先端の透析設備に裏付けられた、ゆきとどいた透析医療」をめざして取り組んでおり、「透析の井上病院」として大阪府北部のエリアで広く認知されています。
透析だけでなく、慢性腎臓病の診療にも力を入れており、京阪神地区広域から慢性腎臓病の患者さんが紹介され、その数も吹田市以外の医療機関からの紹介と大学病院や公的病院からの紹介が半数以上を占めているのも当院の特徴です。
当院はこれからも良質で最適な腎臓病一貫治療の提供に努めてまいります。

 

慢性腎臓病の早期発見・早期治療

井上病院附属診療所の健診センターでは糖尿病・高血圧などの生活習慣病早期発見に努めています。慢性腎臓病や糖尿病は尿検査や血液検査で比較的簡単に見つけることが可能です。慢性腎臓病や糖尿病と診断された、またはその疑いがある受診者さんを井上病院の内科外来でフォローさせていただいております。
また他施設の健診センターで慢性腎臓病や糖尿病の診断・疑いがあると言われた方も当院の内科外来にお気軽にお越しください。
また当院では定期的に腎臓病教室や糖尿病教室を開催しています。これらの教室は電話で予約いただければどなたでも受講いただけます。

 

慢性腎不全保存期の治療

月曜日から金曜日に毎日1枠ずつ慢性腎臓病や糖尿病の専門外来を診療枠として設けています。また当院の内科医師は専門外来の担当医師でなくても糖尿病、腎臓病のどちらの治療にも関わっていますので、糖尿病で腎臓が悪くなったとしても、糖尿病も腎臓病も同一の医師が一貫して治療を行うことが可能です。
また当院は糖尿病、腎臓病の合併症として関連する眼科、泌尿器科、血管外科などの専門外来も充実しています。合併症治療が必要となった場合もこれらの専門外来を受診いただけます。
投薬加療だけでなく教育入院・生活指導・勉強会・各種教室・服薬指導・栄養指導・リハビリなどを関連するさまざまな専門職スタッフがおこなっています。患者さんの腎機能を少しでも温存できるよう最大限の支援をおこなっています。


 

透析導入

透析が必要となった場合には、患者さんのライフスタイルに合わせた療法を選択できるよう医師・看護師・ソーシャルワーカー等が治療法・通院施設の選択・社会保障制度の説明などバックアップいたします。

① 血液透析
通常の血液透析だけでなくオンラインHDF・長時間透析・夜間透析にも対応しており、さまざまな患者さんの病状や生活スタイルに合わせた透析を提供しています。
送迎サービスも対応しています。当院での透析を希望される場合にはお気軽にご相談ください。

② 腹膜透析(CAPD)
腹膜透析(CAPD)は体の中の腹膜を利用して、体内で血液を浄化する治療法です。自宅や職場など社会生活の中でおこなう透析療法です。24時間連続した透析を行うので、最も生体腎に近い治療法といえます。指導に基づき1日4~5回のバック交換を自分の生活リズムに合わせて行います。
当院では透析導入時に血液透析だけでなく腹膜透析(CAPD)に関するあらゆる情報も提供し、治療法を選択していただいております。
当院では現在約60名の方が腹膜透析(CAPD)による透析を行っておられます。

③ 在宅血液透析
当院では在宅透析訓練室で血液透析に関する十分な教育・訓練を受けていただいた上で、介助者(家族)の協力のもとにご自宅で血液透析を行う在宅血液透析にも対応しております。
施設透析では実現困難な連日透析・オーバーナイト透析・頻回長時間透析などが可能になります。ご自宅に透析装置などの設置場所や装置と十分な教育・訓練を受けていただく必要はありますが、当院の医師・看護師・臨床工学技士がサポートしております。

④ 腎移植外来
大阪大学腎移植グループの協力病院として、平成5年より腎移植外来をおこなっています。レシピエントだけでなくドナーも長期にわたって血液検査・画像検査などを行いながら、フォローしています。また専門医と移植コーディネーターによる腎移植の相談も随時行っています。現在400名弱の腎移植患者さんのフォローを行っています。

 

透析合併症治療

井上病院は透析特有の疾患に対する合併症治療にもきめ細かく対応しています。院外からの合併症治療の紹介が多いのも特徴です。また地域基幹病院や大学病院等との医療連携も充実しています。


① 透析シャント治療
通常の内シャント造設や内シャント再建だけではなく、人工血管を使用したシャント作製や長期留置カテーテル手術、シャントトラブルに対する緊急手術、シャント狭窄に対するPTA治療、シャントの血栓閉塞に対するPTA治療など透析バスキュラーアクセスに関するさまざまな治療を行っています。

② 血管外科治療
透析重症下肢虚血(PAD)に対する下肢バイパス手術、内膜摘除、下肢血管内治療(EVT)といった治療を積極的に行っています。ABIによるスクリーニングやフットケアにも積極的に取り組んでいます。

③ 内科治療
バスキュラーアクセス感染、敗血症、肺炎などのさまざまな感染症治療をはじめ、透析合併症の診断と治療行っています。また、外科的治療で入院された透析患者さんであっても、内科医が共観医としてサポートしています。

④ 透析整形外科手術
脊椎症や手根管症候群などの透析骨関節症に積極的に取り組んでいます。これらの手術件数は年間約130件で、リハビリテーション部門との連携も充実しています。

⑤ 透析泌尿器科手術
透析腎癌摘出術では腹腔鏡を用いた低侵襲手術を第一選択にしています。シナカルセトによるコントロールが困難な副甲状腺機能亢進症や、保存期・腎移植患者の副甲状腺機能亢進症に対しては、副甲状腺摘出術を積極的に行っています。

⑥ 眼科治療
糖尿病網膜症や透析眼疾患に対する積極的な治療を行っています。とくに糖尿病網膜症は初期症状に乏しく、早期発見・早期治療が透析ライフの高いQOLにつながります。また白内障治療にも積極的に取り組んでいます。


 

介護ケアが必要な方の透析(送迎サービス・訪問看護等の在宅サービス・老健透析)

通院が困難となった透析患者さんには送迎サービスを提供しております。
介護老人保健施設への入所・ショートステイ・デイケア等、各種サービスをご利用いただけます。また介護老人保健施設「ひまわり」には血液透析施設(井上診療所)が隣接していますので透析治療中の方も入所・ショートステイがご利用いただけます。

腎臓病一貫治療