医療法人 蒼龍会

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血液透析
 

血液透析 (HD)

 

透析とは

血液透析は腎臓が正常に働かなくなった患者さんに対して行われる治療法で、血液を体外に導き出し、ダイアライザと呼ばれる特殊フィルターの中で血液中の毒素や水分を除去し、きれいになった血液を体内に返す治療です。血液透析には血液を体外に導き出すために、腕の動脈と静脈とをつなぎ合わせるシャントが必要になります。血液透析は1回4~5時間の治療を週に3回行います。正しく自己管理を行いながら、仕事や旅行、スポーツを行っていただくことも可能になります。
透析を行う事で
  1.身体の水分を調整する
  2.毒素を体外に出す
  3.電解質のバランスを調節し、血液を弱アルカリ性に保つ
が可能になりますが、貧血を治すホルモン・血圧を調節するホルモンやビタミンDの生産など、内分泌機能の代行が出来ないのが欠点です。

 

透析時間と透析量

透析の質は ダイアライザに血液を送る「血流量」とダイアライザの「膜素材と面積」「透析時間」によって左右されます。
「血流量」とダイアライザの「膜素材と面積」によって透析効率を調整し、透析時間を長くすることで透析量を大きくすることができます。
透析アミロイドの原因であるβ2マイクログロブリンの除去には透析量が大きいほど良いことが知られていますが、生命予後の点からも週3回最低4時間の透析が必要であると維持血液透析ガイドライン(2013年度版)にも明記されるようになりました。
透析時間を長くする事で時間あたりの除水速度を下げることができるので透析中の低血圧が起こりにくくなります。またドライウェイト(基礎体重)が達成しやすくなり自己管理の面でも効果的です。
当院では夜間でも最長5時間の透析が可能です。

 

オンラインHDF

 

オンラインHDFとは

血液透析に濾過を同時に行う血液濾過透析(HDF)という治療があります。補液に透析液を使用する治療をオンラインHDFといいます。
オンラインHDFでは、血液透析では除去しにくい低中分子蛋白物質を取り除くことができます。
オンラインHDFの治療効果として、関節痛、かゆみ、不眠、イライラ感、むずむず脚症候 群(レストレスレッグ症候群)、透析アミロイドーシスの軽減などがあげられます。また補液プログラムを工夫することで透析中の血圧低下にも効果がみられることもあります。
当院では約70台のオンラインHDF対応装置で、これらの症状を有数る患者さんを中心にオンラインHDF療法を行っています。即効性のある治療法ではありませんが、長期的な効果が期待される治療法です。

 

オンラインHDFの種類

当院ではアルブミンの漏出を抑えた前希釈オンラインHDF、
除去効率をあげる後希釈オンラインHDF、
末梢循環の改善効果が期待される間歇補液型のI-HDF
など、さまざまなオンラインHDF療法を患者様の状態に合わせてオーダーメイドで行っています。

 

在宅血液透析 (HHD)

 

在宅血液透析とは

在宅血液透析とは、患者と介助者が医療施設の指示のもと自宅で行う血液透析治療です。
自己管理ができ、自己穿刺をする必要があります。透析装置に対する知識・技術の習得が必要で介助者にも同意していただく必要があります。
井上病院では、医師、看護師、臨床工学技士などの専門チームが、在宅血液透析をサポートしています。

在宅血液透析は頻回、長時間透析が行えるため、生命予後が良いとされています。またライフスタイルに合わせた透析を行いやすく、社会復帰がしやすい、家族との時間が増えるといったメリットがあります。
一方、治療中の急変時などに対する不安、家族特に介助者の時間的、心理的ストレスが増える。電気代水道代など経済的な負担が増えるといったデメリットもあります。





 

特殊血液浄化法

 

特殊血液浄化法

当院では通常の透析の他に
     CHDF     持続緩徐式血液透析濾過
     PE      単純血漿交換療法
     PA      血漿成分吸着療法
     LCAP       白血球除去療法
     GCAP      顆粒球除去療法
     LDL-A     LDL吸着療法
     PMX      エンドトキシン吸着療法
     CART     腹水濾過濃縮再静注法
                           などの特殊血液浄化療法にも対応しています。

これらの血液浄化のご相談は地域医療連携室(06-6368-7441)まで御連絡ください。